ハワイ仕入れの旅が決まりました
誘われたハワイ旅
このあたりの話はちょっと前後するので、前回登場したFちゃんのことをまとめて書いておきます。
彼はハワイに短期留学していたことがあったんです。
彼と書いたのはわたしの中でももう長い時が経っていて、彼は性同一性障害だったんです。
だからFちゃんではなくて、彼が自分でつけた名前、Pくんで書いて行こうと思います。
Pくんが性同一性障害を自認したのは40代になってからなので遅い方かと思います。
だからかな、最初に会った頃から女性っぽさは感じなかったです。
PくんはGIDと自称することが多くて、LGBTとは少しニュアンスが違っているようです。
大きくは違っていないんでしょうが。
女性だった頃のPくんはちょっと暗い感じもありましたが、男性になってからは本来の明るさとアメリカ人志向のノリの軽さが目立つナイスガイです。
「安くでハワイ行けるんだけど、けろさんも行く?クラフトショップいくつか知ってるから案内できるよ」と言われたんです。
旅行代金は68,000円で3泊4日。
決して悪くはないですよね。
当時、札幌に帰省するのに3名で20万円くらいかかっていました。
誘われても「ハワイ?沖縄と大して変わらないんじゃないの?」って思っていたんですが、あちらのクラフトショップにはいろいろと珍しいものがあって行けば勉強になると思うって言われて行ってみる気になったんです。
あの時はPくん本人も自分は女性だと思っていたので、当然同じ部屋で予約をしました。
ハワイのクラフトショップ
1日はレンタカーを借りてパールリッジ、アラモアナ、ハナウマ湾のところにあったベンフランクリンと回ったのでワイキキとローリーは使わず、バスですべての用事が済ませられました。
ハワイのクラフトショップをいくつか回ってわかったことは、Pくんはたくさんの洋書を見てそこからインスパイアされてリースなどを作っていたことです。
どうりで似たような作品を作る人を見かけないわけだと思いました。
クラフトショップでは色々とわたしがお店に置きたいものがたくさんあって、値段も倍掛けでいけそうだったのでたくさん買い物をしました。
「思い出のクリスマスツリースカート」こちらでも書きましたがクリスマスのグッズが安かったのも楽しくて。
倉庫みたいなお店では実際にツリーの飾りを何十本と置いてあって、映えるなんてもんじゃないです。
わたしはハワイをとてもエンジョイしましたし、また行こうと心に決めました。
まとめ
わたしはその時までPくんのことを自分よりも年下だと信じていたので「1回は結婚してみた方がいいよ。結婚しないと人間は頑固になるよ」とか大きなお世話をしていたんですが、なにげなくパスポートを見せてもらったらPくんはわたしよりも2歳年上でした。
今でも前ほどは頻繁には会わなくなりましたが、バイトちゃんを探していたら若い友だちを連れてきてくれたり、なにかとわたしのことを気にかけていてくれる良い先輩です。
コメント