お給料が手取り8万円でも問題がない理由

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次の仕事探しに精出すわたし

速攻でラボには見切りをつけました

初出勤の日でこのデンタルラボには見切りをつけて、次の仕事探しをしていたんです。
さすがに所長の前では求人誌を広げませんでしたが、午前中とか見る時間はたっぷりありました。

求人誌も見ていましたが、別のところから職業訓練校の受験の話が入って来ました。
試験があるようなんですが、授業を受けながら半年間、給付金があるみたいなので、それに目がくらみました。
給付金は12万円ほどと聴きましたが、ラボより多いし、最低限の生活なら賄えそうでした。

ただ、自慢じゃないけれどわたしは学生時代から国語の成績はそこそこでしたが、数学に弱くて、おそらくクラスで一番できない子だったとおもいます。
国語は特に予習は必要がないと思ったんですが、問題は数学です。
まだ試験までは日があるけれど、数学は中学校の頃に遡って勉強しないと無理だと思いました。
さて、勉強はラボでもできるとして、求人誌も見たいしで、わたしは結構忙しくしていました。

大城さーん、どうして転職を考えないの?

事務員の大城さんに転職を考えない理由を聞いてみたんです。
あんまりこんなことを聞くのは失礼な気がして、こっそり、気を使いながらです。
大城さんは自分も所長が嫌いだし、仕事探したいとは思ってるけど、コレがね、とお腹をさすって見せました。
「えー!全然気が付かなかった、おめでとうございます」
「当分はね、うちは就活できんさー。けろさんは就活がんばってね」

とてもおめでたいことなんですが、正直言って無計画だなーと思いました。
子どもはかわいいのはわかるんだけど、大城さんとこのお子さんはうちと大して月齢が変わらないはず。
で、ダンナさんのお給料もそんなにあるわけじゃなくて、生活はカツカツと言っていたから、まだ二人目作るの早くないかな?
けど、こんなおうち、沖縄では多いんだろうなと納得しました。

儀間くんはどうして転職しないの?

石膏部屋で一緒に石膏を型入れしながら聞いてみました。
「儀間っちまだ若いのに、なんかもっと稼げたり、やりがいのある仕事したくないの?」
「わんはわったーの父ちゃんの仕事継ぐからいいばーよ」
「父ちゃん何やってる?」
「わったー父ちゃんすごいよ?軍で働いてるさー。自分も跡を継ぐから2、3年待てって言われとるやんばーて」
そこまで聞いたら納得です。

儀間くんのお父さんは軍雇用員らしいです。
これは準公務員扱いの仕事で、沖縄の中部では待遇もお給料もトップクラスのお仕事なんです。
みんな軍で働きたいと思うし、わたしも申請書を出しに行きましたが、受付こそするものの「3,000人待ちです」って言われてるんです。

まとめ

こんなに小さなデンタルラボなのに、沖縄の現状をリアルに等分している結果に驚きました。
かたや子沢山まっしぐら、かたや次期軍雇用員ですから「沖縄ってこうなのよねー」としか言いようがないです。
県中部の就職事情を調べると、必ず突き当たりそうな問題です。
それにしても従業員3人全員が辞めることを前提にして働いているとか、もうこれは所長の人徳のなさですね。
反省しなさい。

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