沖縄移住の理由をはっきりさせることが大事
35年前、リゾバしてました
沖縄移住の取っ掛かりとしてリゾートバイト、リゾバを考えている方もいらっしゃるかと思います。
わたしも35年前、今にして思うと「あれはリゾバだったんだ」と言う経験をしました。
35年も前って、リゾバの歴史はそんなに長くあるんですね。
いやもっとリゾバそのものの歴史は長いかもです。
ちょっとその時のことを振り返ってみたいと思います。
沖縄移住のきっかけ
わたしは札幌出身なんですが、23歳になりたての冬、あそび友だちがみーんないなくなっちゃったんです。
ニューヨークに行く子、ニュージーランドに行く子、東京に行く子と行き先は様々なんですが「みんな将来のことをちゃんと考えていたんだな」って一気に心細くなったんです。
「ちょっと?あたしたちどうなるの?」残った女の友人に愚痴ろうとすると、「ん~、あたし沖縄行くから」とあっさり言われて、「え?この子も先のことちゃんと考えてるの?」と壁を感じて一気呵成に「わたしも沖縄行く!一緒に行こうよ」と宣言しちゃったんです。
友人の反応は「え?行きたいの?じゃ一緒に行こうか」みたいな感じでした。
23歳、彼氏なし、仕事も飽きてると言う状況では札幌に住み続けると言う理由はまったくありませんでした。
さっそくわたしたちは沖縄移住に向けて半年間の貯金生活を経てから、平成元年の6月に那覇空港に到着しました。
予備知識なく沖縄移住するのは危険
半年間貯金生活をしていたと言っても、わたしたちの蓄えは札幌から那覇への片道航空券代にしかなりませんでした。
当時は札幌ー那覇間の運賃が片道99,000円だったんです。
今はこの距離、往復で3万円くらいで行けちゃうので、昔の飛行機は高かったですね。
お金の準備もそうなんですが、沖縄移住の予備知識がなかったことも、沖縄の生活になじめなかった原因です。
今はネットがあるのでいくらでも予備知識を仕入れることができますが、当時はそんな情報がなかったんです。
あったとしたらわざわざ本を買って読むしかなくて、そこまでしなかったわたしたちはバカでしたね。
沖縄移住の予備知識は絶対にたくさん必要です。
知識倒れで沖縄移住をあきらめたとしても、そのくらい慎重な態度で考えた方がいいです。
クロネコヤマトで運ぶトランクルームです。
沖縄移住をしたが最後、何十年経っても「ねーねー、どこから来たの?」よ初対面の方には必ず聞かれます。
最近はさすがに「ねーねー」(お姉さんの意味)呼びはされなくなっていますが、それでも「なんで沖縄にきたの?」この2つの問いからは絶対に逃れられない運命と思ってください。
(これは那覇の新都心エリアのようにナイチャーが多いところではそんなに聞かれないかとも思いますが)
この2つの問いには相手が納得する回答を出さないと、いつまでも質問タイムが続くことになります。
わたしたちのように「なんとなく」な理由では沖縄の人を納得させるだけのものではなかったので、いつまでも質問され続けてイライラすることが多かったです。
今なら「結婚で」とか人を見て適当な答えをしてお茶を濁す知恵もありますが、なまじ本当のことを言って、いつまでも質問されるのは毎度ですからメッチャ煩わしかったです。
まとめ
沖縄移住をしたら必ず聞かれる「どこから来たの?と「なんで来たの?」この2点があいまいなままだと沖縄の人はいつまで経ってもあなたを警戒します。
いい理由が思いつかない場合は、相手をひたすらおだてると警戒レベルは下がります。
あるいは自分が変わることですね。
機嫌よく何を聞かれてもお話しできるようになるまでわたしは30年以上かかりました。
今でも質問攻めは苦手です。
けどこんな「よそ者を糺す」習慣は日本中どこの地方に移住しても同じことで、沖縄だけで起こる現象ではないので、移住を考えたときには理由も良く掘り下げておくといいですね。
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